自動車保険(任意保険)を節約する方法
このページでは、もしもの時に備えて入る、自動車保険(任意保険)を節約する方法を、ご提案させていただきたいと思います。
自賠責保険の補償範囲とは
まず、皆が加入している自賠責保険の補償範囲について確認しましょう。
自賠責保険の補償限度額は、以下のとおりです。
死亡による損害 | 最高3,000万円まで |
後遺障害による損害 | 最高4,000万円まで |
傷害による損害 | 最高120万円まで |
自賠責保険は、『人身事故のみ』 が対象となります。対物賠償事故や運転者自身のケガ、自分の車の損害などは補償されません。また人身事故の場合でも、自賠責保険の補償限度額を超える場合の備えも必要となってきます。
■ 高額損害額の例 ■
・会社員(29歳男性)が後遺障害になってしまった → 3億8,281万円
・店舗に車両が衝突した → 1億3,580万円 ※自賠責保険適用外
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任意保険の基本補償項目
上記のような補償金額になってしまった場合、自賠責保険だけでは全く足りません。そのために加入するのが、各保険会社が取り扱っている 『任意保険』 です。
任意保険は、確かに強制ではありませんが、上記の補償金額からもわかるよう、GT-Rに限らず自動車を運転するドライバーにとって、義務といっても良いでしょう。
よって、任意保険を節約する方法とは、リスクを認識した上で補償内容をおさえたり、年齢や運転者限定、免許の色、年間走行距離など、ご自身の運転状況に合った保険会社を選ぶことで、保険料を安くおさえることが可能となります。
まずは、任意保険において、基本となる補償内容、オススメする特約について、ご説明いたします。
■ 相手方への賠償 ■
対人賠償責任保険 | 契約の車の事故により、他人を死亡させたり、ケガをさせてしまった時に支払われる保険です。 保険金額は無制限をオススメします。 |
対物賠償責任保険 | 契約の車の事故により、車や塀など、他人の財物を壊してしまった時に支払われる保険です。 保険金額は無制限をオススメします。 |
対物超過修理費特約 | 対物賠償責任保険で補償する事故で、相手方の車の修理費が、時価額を超える場合に支払われる特約です。 例えば、ハコスカGT-Rのような、メーカー保守期限の切れている車にぶつけてしまった場合、修理パーツの調達が困難・高価で、修理金額が車両時価額を超えた場合に支払われます。 |
■ 自分の補償 ■
人身傷害保険 | ケガによる治療費・休業損害あるいは死亡による逸失利益(事故が無ければ、本来得られたであろう給与・収入)などを、『自身の過失の有無・割合にかかわらず』『相手との交渉も不要で』 補償される保険です。 例えば、事故により自分が障害を負い、総損害額が1億円の事故が起こったと仮定します。 相手の過失が60%、自分の過失が40%の場合、この特約が無いと、相手側からの6,000万円は賠償されますが(相手との交渉の必要あり)、自身の過失の分4,000万円は補償されません。 生命保険で十分な補償がある、という方は必要ないですが、万が一の時のご自身、そしてご家族のためにも入っておくことをオススメします。 |
弁護士費用特約 | 保険会社が示談交渉できない 『もらい事故』 など、自分に全く責任が無い事故の場合に必要となる、弁護士費用の補償です。 例えば、信号待ちで停まっているときに、車がぶつかって来た、相手は怖いお兄さんで、任意保険も入っていない。。。そんな時に示談交渉してくれる弁護士の費用が支払われます。 【参考】年間約200万人以上が、もらい事故にあっています。 (東京海上日動の事故統計等から推計) |
■ 愛車の補償 ■
車両保険 | 事故により、契約の車に生じた損害について補償される保険です。 保険会社によっては、GT-Rのようなスポーツカーにおいては、加入できない保険会社もあります。 車両保険には、補償条件を限定して保険料をおさえた 『エコノミー』 というものがあります。 ■エコノミー(車対車+A) 補償されるのは、他の車との衝突・接触(相手方の車・使用者が確認できた場合。当て逃げの場合は補償されません)、いたずら、落書き、他物の飛来・落下、火災、台風、盗難などです。 ■一般条件 補償されるのは、上記エコノミーの内容に加え、単独事故(電柱・ガードレールに衝突、車庫入れに失敗、あて逃げ、転覆など)も補償されます。 |
上記以外にも、事故や故障でレンタカーが必要になったときの費用を補償してくれる特約や、修理費用を若干割り増ししてもらえる特約など、保険会社によって様々な差別化をおこなっておりますが、最低限、上記の項目をおさえておけば、おおむね問題無いと思うものをご紹介しました。
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任意保険の割引制度
任意保険には、車の使用目的、運転者の条件、車の装備によって割引になる制度がありますので、簡単にご紹介します。
車の使用目的 | 車の主な使用目的により、割引になる制度です。 一般的に保険料が安い順は 『日常・レジャーで使用』→『通勤・通学で使用』→『業務で使用』 となります。 |
ゴールド免許割引 | 契約者の免許証がゴールド免許の場合、割引となります。 |
運転者限定割引 | 車を運転するドライバーを限定することで、割引となります。 一般的に保険料が安い順は 『本人のみ運転』→『本人・配偶者のみ運転』→『家族のみ運転』→『運転者限定なし』 となります。 |
運転者年齢割引 | 車を運転するドライバーの年齢条件をつけることで、割引となります。 一般的に保険料が安い順は 『35歳以上』→『30歳以上』→『26歳以上』→『21歳以上』→『年齢制限なし』 となります。 |
新車割引 | 新車の場合、割引となります。 |
ノンフリート等級割引 | 事故の頻度によって割引率が変わる制度です。 初めて自動車保険に入るときは 『6等級』 で、1年間無事故(事故っても保険を使わなければOK)だと、毎年等級が上がっていき、最大で 『60%割引』 となります。 逆に、事故が多いようだと等級は下がり、最大で 『60%割増』 となってしまいます。 この等級制度は、保険会社が変わっても、基本的に現在の等級は継続できます。 |
イモビライザー割引 | 契約の車に、イモビライザーが装着されている場合、割引となります。 GT-Rだと、BNR34、CBAR35が、ノーマル状態で対象となります。 |
ABS割引 | 契約の車に、ABSが装着されている場合、割引となります。 GT-Rだと、BNR32(ニスモは除く)、BCNR33、BNR34、CBAR35が、ノーマル状態で対象となります。 |
エアバッグ割引 | 契約の車に、エアバッグが装着されている場合、割引となります。 GT-Rだと、BNR32(オプションでエアバッグ装着車のみ)、BCNR33、BNR34、CBAR35が、ノーマル状態で対象となります。 |
これらの割引制度は、保険会社によって内容が異なったり、割引制度自体が無かったりすることがありますので、詳細は各保険会社に確認してください。
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保険料を節約する方法
それでは、前置きがヒジョーに長くなりましたが (^^; 本題の保険料の節約方法についてご提案いたします。
■節約方法 その1 〜車両保険を見直す〜
任意保険の保険料で、どうしても高価になってしまうのが 『車両保険』 です。つまり、ここを見直すことで、保険料を大きく下げることができます。
まず第一段階として、エコノミー条件 を用いることで保険料を安くできます。
しかし、自損事故、つまり自分の運転する車が、電柱やガードレールにぶつかってしまった時は補償されません。周りに車がいない空いてる道だと、ついついアクセルを踏みたくなってしまうGT-R。オーバースピードで曲がりきれずに、ガードレールにアタック !! なんて場合は補償されません。
次は、免責金額 を設定する事でも、保険料を安くできます。
免責金額 とは、修理費のうち一定金額までは自分で支払います、という条件です。つまり、免責金額を 『10万円』 に設定した場合、修理費が10万円以下の場合は保険金が下りません。修理費が50万円の場合は、免責金額の10万円を差引いた40万円が、保険金として支払われます。
免責金額は、『1回目事故の場合 − 2回目以降事故の場合』 を個別に設定することもでき、『0万円 − 10万円』 と表示されます。この場合、最初の事故は修理費の全額が、2回目以降の事故は10万円を差引いた金額が支払われます。もちろん、免責金額を大きく設定するほど、保険料は安くなります。
最後に、これは最終手段ですが、車両保険を付けない と割り切ってしまうことで、大幅に保険料を安くできます。
しかし、CBAR35を買った自動車ローンが、まだ500万円残っている !! など、多額のローンが残っている場合は、車両保険を外すのはやめた方が良いでしょう。もし大きな事故を起こしてしまったら、修理もできず、車も動かないのにローンだけ払っているといった状態になってしまいます。
あくまで車両保険を外す場合は、例えば、車両本体価格100万円で買ったBNR32や、ローンが払い終わっている車両で、『万が一のときは膨大な修理費がかかるか、廃車になる』 というリスクを承知の上で、車両保険を外すことができます。
ちなみに私は、数年前に115万円で買ったBNR32に乗っていた時、車両保険はつけていませんでした (^_^)v
■節約方法 その2 〜運転者を限定する〜
運転者限定割引制度を利用します。
車を運転するドライバーが、自分、配偶者、子供の場合、『家族限定』 とすることで保険料を安くすることができます。また、配偶者と子供は月に1度くらいしか運転しない、といった場合は、思い切って 『本人限定』 とすることで、さらに安くすることができます。
ただし、保険会社によっては 『本人限定』 が無く、『本人・配偶者限定』 までの保険会社もあります。
■節約方法 その3 〜ゴールド免許割引を活用する〜
ゴールド免許割引制度を活用します。
そんなこと言っても自分はブルー免許・・・と言う場合、もし結婚されている方でしたら、奥さん(旦那さん)の免許所の色をご確認ください。もしゴールド免許でしたら、ゴールド免許割引制度を利用できる可能性があります。
方法は、保険の 『被保険者』 をゴールド免許の配偶者にします。そして運転者限定を 『本人・配偶者限定』 とすることでゴールド免許割引制度を適用することができます。
ただ、あくまで基本的に運転するのは 『被保険者』 である必要があります。つまり、マニュアルミッションのBNR34なのに、被保険者である配偶者が 『オートマ限定免許』 では、この方法は使えません。
そして、保険を窓口で契約する際に 『いや〜嫁は全然運転しないんだけど、ゴールドだから被保険者でシクヨロ♪』 なんて発言もやめておいた方が無難でしょう (^^;
また、特に外資系保険会社の中では、性別で保険料を決めている場合もあり、女性のゴールド免許よりも、男性のブルー免許の方が保険料が安くなる場合もあります。
■節約方法 その4 〜団体扱割引を活用する〜
『団体扱割引』 とは、大手企業もしくはそのグループ会社の従業員を対象とした保険において、団体のスケールメリットを生かした割引が受けられる制度です。
もし該当する場合、大変有効になりますので、労働組合もしくは福利厚生の担当に問い合わせ、忘れずに活用しましょう。ちなみに私は、大手電気メーカーのグループ会社勤務ですが、この制度により、無条件に 30% も割引が受けられています !!
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保険のプロに相談する
ここまで色々とご説明・ご提案してきましたが、皆様の生活環境にあった保険というのは、10人いれば10通りの最適な保険というものがあると思います。
私にご相談いただいても結構ですが、やはり多くの保険会社のことを熟知している、保険のプロの方に相談するのが一番良いと思います。
私がオススメですするのは、以前、生命保険の見直しでお世話になったことのある 『保険の窓口』 です !!
こちらは保険の代理店ですが、固有の保険会社ではなく、保険商品全体の代理店というスタンスで、第三者の視点で相談にのってくださいます。もちろん相談料は無料です。ただ、無料といっても、保険の仕組みから様々な特約まで、大変わかりやすく丁寧に説明してくれますよ♪
もちろん自動車保険も取り扱っておりますので、一度ご相談されてみる事をオススメいたします。ついでに、生命保険などの現状確認・見直しもおこなえば、生活費も節約できるかもしれません♪
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ちなみに、管理人の私も、いま一括見積もり中です♪
結果が出ましたら、またご報告いたします。
次は、整備、修理費用を節約する方法をご提案いたします。
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